データセンターの「ティア(Tier)」とは
データセンターの信頼性・可用性を4段階で分類する基準。数字が大きいほど、電源・空調・通信回線などの冗長性が高くなります。
データセンターの「ティア(Tier)」とは、米国のUptime Institute(アップタイム・インスティテュート)が提唱した、データセンターの信頼性・可用性を評価するための分類基準です。Tier I〜Tier IVの4段階があり、数字が大きいほど、電源・空調・通信回線などの設備に冗長性(バックアップ)があり、機器の保守点検や部分的な故障が発生してもサービスを止めずに運用し続けられる度合いが高いとされています。
簡単に言うと、Tier Iは単一系統の設備のみで冗長性がない基本的な構成、Tier IIは一部設備に予備を持つ構成、Tier IIIは保守作業中でも稼働を止めずに対応できる構成、Tier IVはすべての設備が二重化され、単一の機器故障やヒューマンエラーが発生してもサービスに影響が出ない構成、というように段階が上がっていきます。
なお、Uptime Instituteによる正式な認証を取得していなくても、事業者が「自社設備はTier III相当」のように、この基準を目安として自己申告しているケースも多くあります。このサイトで「ティア◯相当」と記載している場合も、多くは事業者自身がこの分類を参考に説明している内容にもとづいています。
利用する側にとっては、ティアが高いほど障害に強い一方、一般的に電気料金や利用料も高くなる傾向があります。用途に応じて、どの程度の可用性が必要かを踏まえて選ぶことが重要です。
最終更新日: 2026-07-23